2021/09/23

水素の運搬について



液化水素  H2


-253℃

高純度の水素になる

冷却時に高エネルギーが必要。

気化して漏れ出さないよう、運搬中も低温を保たなければならない。


体積:  気体水素の1/800



MCH


MCH メチルシクロヘキサン  C7H14

トルエン C7H8 と水素H2


常温常圧で液体、密閉容器に入れて 長期間貯蔵可能


金属触媒で分離


MCHから水素分離の化学式()

熱エネルギー 必要  350℃に加熱

→ H2  + C7H8



水素の一部は 分離する施設のプラントの発電燃料に使用

トルエンは水素輸送に再利用


法律上ガソリンと同じ扱いで、既存インフラを活用できる。


水素の分離時に微量のトルエンが混ざるので、FCV(燃料電池自動車)に使うためには、トルエンを除去する。


https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy/suiso_nenryodenchi/pdf/009_05_02.pdf



体積: 気体水素と比較して 1/500 



アンモニア  NH3


-33℃

常温常圧の気体水素の1/1300の体積  (小さくできて 優秀)


既に化学肥料としての国際的な流通網あり 既存インフラが使える。


燃料になる。

JERAにより 石炭との混焼も計画されており、火力発電のクリーンエネルギー化に貢献できる可能性。


有毒



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[課題]

加熱や冷却にエネルギーが必要である。




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